2024年10月18日 15:51

専門学校HALは、スズキとの産学連携プロジェクトを実施した。テーマは「10年後も使い続けられるモビリティデザイン」。カーデザイン学科の学生たちが、10年後の社会を想定しながら「10年間使い続けられる価値」をもとに、未来のスズキ車を企画・提案した。

本プロジェクトは4月にオリエンテーションが実施され、スズキの会社紹介やデザインについての考え方、産学連携プロジェクトを進めるにあたってのテーマや仕様、スケジュールが発表された。学生たちはグループでコンセプトワークに取り組み、10年後の社会やターゲットなどを設定。その後、設定したコンセプトをもとに、ひとり1人、エクステリアデザインまたはインテリアデザインの最終スケッチを完成させた。

制作過程では、第一線で活躍するスズキのデザイナーが直接指導。在学中から実際の仕事を疑似体験し、プロのデザイナー・モデラーとしての仕事の進め方を学ぶことができる貴重な機会となった。7月に行われた学内でのプレゼンテーションを経て、優秀6名の学生が選ばれた。6名は、スズキの本社にてデザイン部メンバーの前で最終プレゼンテーションに臨み、審査を経て各賞が決定した。

「優秀賞・ビジョン賞」に選ばれたのは、HAL東京カーデザイン学科の徳武佑騎さん。コンセプトの深堀を重ねた結果生まれたデザインは、シンプルな機能と造形にまとまってコンセプトに確りマッチしたデザインに仕上がったと評価された。