2024年10月01日 16:03

イヤホンガイド社は、劇場におけるバリアフリーについて考えるためのパネルディスカッションをオンライン配信する。

同社はこれまで、劇場における「バリアフリー」の取り組みに様々に関わってきた。その中で、より良い方向へ向かうために関係者が立場を超え、真摯に話し合うことが大切だと考え、本イベントの開催を決定した。

障がい者への差別を解消し、「共生社会」の実現を目指す「障害者差別解消法」が改正され、2024年4月に施行された。従来から「障害者差別解消法」では、劇場に止まらず、官公庁や企業・団体などのあらゆる事業者に対し、障がい者への「合理的配慮」が求められている。今回の改正では、この「合理的配慮」が、「努力義務」から「義務」へと強化された。これに伴い、事業者にはこれまで以上の配慮が求められることが予想される。

施行されて間もない現在、「合理的配慮」のために、具体的にどこまでやらなければならないのか。何を、どのようにすべきなのか。こうした課題を共有することにより、解決の糸口を見付け、「共生社会」の実現に近づくことを目的として、オンライン形式でのパネルディスカッションを開催する。

パネルディスカッションには、アートマネジメントの研究者、公共劇場の事業者、民間劇場の事業者、障がい者団体代表者など、劇場での「バリアフリー」の問題に様々な立場で関わって来た人々をパネリストとして招聘。今後の「バリアフリー」のあり方について話し合う。参加申し込みはこちら