2024年09月13日 19:45

神奈川県・横浜市を本拠地とし、2025年には創立55周年の節目を迎える神奈川フィルが、来年4月からの新シーズンに向けコンサートプログラムのラインナップを発表した。

神奈川フィルは、音楽専門誌のアンケートで「好きな世界のオーケストラ」第4位、「好きな日本のオーケストラ」では第2位になったことで話題となった。日本テレビ系「リバーサルオーケストラ」では「ダメなオーケストラ」を演じ、豪華俳優陣とともに成長を感じさせる演奏(演技)をドラマ中に発揮。多くのファンを増やしたことは記憶に新しい。

日本を代表する指揮者 沼尻竜典さんを音楽監督に迎え、バラエティに富んだプログラムにますます磨きがかかった神奈川フィル。4月シーズンオープニングの定期演奏会は、2025年に没後50年、翌2026年には生誕120年を迎えるロシアの作曲家ドミトリ・ショスタコーヴィチの交響曲第12番で幕を開ける。

特筆すべきは2025年3月に休館する神奈川県民ホールに代わり、川崎市が誇る音楽専用ホールミューザ川崎シンフォニーホールでのシリーズ新設。2027年に没後200年を迎えるベートーヴェンをフィーチャーする新しいシリーズとなり、音楽監督の沼尻竜典さんや小泉和裕さん、ソリストには清水和音さんを起用する。川崎市民にはこのシリーズ(3公演)に申し込むと40%引きのサービス付き。ベートーヴェンの「第九」を含む、4つの交響曲とブラームスを堪能できる貴重な機会となる。ラインナップ一覧はこちら