2024年09月06日 12:47
9月22日・23の2日間、群馬・水上温泉で「廃墟再生マルシェ2024」が、今年は4会場に拡大して開催される。
利根川源流のまち、水上温泉街で2022年にスタートした、見捨てられかけていた建物の魅力を掘り起こしながら開催される「廃墟再生マルシェ」。まちのなかに隠れていた「もったいない場所」を見つけ出し、地元の人々とともに最小限の手直しを加えながら、個性的で味わいある会場の雰囲気を楽しんでもらうのが本イベントの特徴。
第3回目となる今年は、すでに再生した廃墟からこれから再生予定の廃墟まで、4会場に拡大してマルシェを展開する。温泉街の活性化に関わる東京大学大学院の学生たちを中心に、地元住民や飲食店主、老舗旅館のスタッフも一体になり、内装の解体・瓦礫の撤去・空間づくりに取り組んでいる。マルシェ当日は、町内外から過去最大の約36店舗が出店を予定。みなかみの飲食・体験・ものづくりを、温泉街の多様な表情の空間をめぐりながら楽しめる。
これまで東大院生らが調査・発掘してきた水上温泉街の歴史史料や、温泉街の将来ビジョンを提案したパネルも各所に展示される。この春から毎月定例で開催された「廃墟再生マルシェ作戦会議」に参加してきた佐藤大輔さん(水上温泉 あらたしみなかみ・総支配人)は「この廃墟再生マルシェが、地元の方や観光客、様々な人達にみなかみの歴史を通して、現在、未来のみなかみ町を知るきっかけになってくれたら嬉しい」と当日への期待を高めている。詳しくはこちら。