2024年09月06日 09:07

加茂川協議会「みかん援農」は、2024年度の募集をスタートした。

人々の「食」を支える一次産業。しかし、全国の産地で高齢化・過疎化が進み、人手不足が課題となっている。なかでも繁忙期となる収穫期は深刻。本業だけでも多忙な高齢農家が地域の外から人を呼び込むのは至難の業だ。

この地域課題を解決しようと2017年に立ち上がったプロジェクトが「みかん援農」。みかんの一大産地・下津町のみかん農家の収穫期(毎年11〜12月頃)における人材確保を一手に引き受け、短期アルバイトとして全国から参加者を募集し、暮らしをサポートする仲介役を担っている。

一般的に仲介役といえば行政や協同組合がほとんどだが、単なる季節就労で終わらせず、地域の未来をつくる関係人口を創出する機会だと捉え、双方の相性を重視したアナログなマッチングにこだわっている点が「みかん援農」の特徴となる。

数多くの参加者たちが、代々受け継がれる産地で自然に触れ、その土地に根を張る一・二世代上の農家や、バックグラウンドの異なる多彩な参加者と出会い、価値観が広がる体験をしてる。現在では毎年70名以上の参加者と約40戸の農家をマッチング。「みかん援農」をきっかけに移住・就農した参加者も現れている。

運びありは時給1100~1300円。運びなしは時給1000~1200円。勤務地は、和歌山県海南市下津町の各農園。雇用形態は期間限定のアルバイト(最短1カ月〜)。雇用期間は、11~12月予定(9〜10月や翌年1月も応相談)。

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