2024年09月05日 16:14

海洋ごみおよび複合プラスチックのマテリアルリサイクルによる建材製造を手掛けるREMARE社は、これまでの受注生産による製造に加え、規格品の製造を開始する。これにより、よりスピーディーな納品が可能となり、板材100枚単位の大量発注にも対応できるようになる。

REMAREは設立以来、海洋ごみや複合プラスチックのマテリアルリサイクルに関して、研究と実践を重ねてきた。複合プラスチックは、従来のマテリアルリサイクルに戻すことが困難とされ、通常は焼却による処分がなされている。REMAREは、それらを内装材・建材へとマテリアルリサイクルする独自技術を開発した。この技術を活用し、複合プラスチックの再利用を行うことで、同量を焼却した時と比較し、二酸化炭素(CO2)排出量を従来の約3分の1に抑えることが可能。

同社の取り組みは、不要となった複合プラスチックを抱える企業のscope3におけるGHGの削減にも貢献可能ということで、注目を集めている。

通常、通常、再生材であってもリサイクル材の混合可能な割合は30%程度とされているが、REMARE製造の板材は100%リサイクルプラスチック。また、接着剤や着色料も一切使用していない。原料となるプラスチックの色や特性を活かしているため、板材1枚ごとに表情が異なり、唯一無二のデザインを楽しめる。木工の工具で切断や切削が可能。詳しくはこちら