2024年09月05日 15:41
EXestと九州通訳・翻訳者・ガイド協会(K-iTG)は、ガイドサービス提供における受発注プロセスを効率化するガイドデータベースを共同で構築。9月9日より本格運用を開始する。
近年ますます増加する訪日外国人旅行者。これに対応するため、質の高いガイドへの需要は高まっている。しかし、従来のガイドサービスの受発注プロセスは、ガイドの依頼を受けたのち、所属するガイドや関係するガイドへ、メールやSNSのメッセージ機能などを介した労働集約的な方法が主流。そのため、案件をメール等で紹介するものの、ガイドのメール開封率や返信率が低い。また、案件が増えるからこそ失注につながるケースも、案件の進捗管理が煩雑、顧客満足度が分からないなどの課題があった。
K-iTGでは、内部システムにEXestの提供するガイドマッチングサービス「WOW U」の機能を採用。2社共同で、ガイドデータベースを構築、運用することを決定した。新システムでは、ガイドの居住地、得意な分野やエリア、希望する時給、対応可能人数などの条件をデータベースとして管理。その情報を元にフィルタリングを可能にし、より的確に、ガイドと旅行者とをマッチングさせることが可能となる。
K-iTGとの共同開発で「現場の声」をシステムに反映させられたからこそ、ガイド協会にとって価値の高い仕組みが構築された。今後、多くの通訳案内士団体と連携し、より多くの旅行者に対して、高品質なガイドサービスを提供できるように努めていく。