2024年09月05日 12:46

HANOWAは、歯科医院と歯科医療従事者のマッチングプラットフォーム「HANOWA」に登録する歯科医院に対し、プロフィール上に「ハラスメント相談窓口」の設置有無の入力を必須化した。

マッチングプラットフォーム「HANOWA」では、歯科医療従事者は、働きたい日時だけ働くことができ、自分で時給を提示することができる。歯科医院は、来て欲しい日時に地域の歯科医療従事者へ仕事のオファーができ、固定費を抱えることなく人員を確保することができる。

2020年6月にパワハラ防止法が施行され、2022年4月からは中小企業でも、相談窓口の設置などパワハラの防止策を講じることが義務化された。しかし、2022年3月に公表されたアンケートによると、多くの中小企業において相談窓口の設置などを含む対策が十分にされていない現状が明らかとなった。残念ながらそれらの実態は、歯科業界でも同様に、日々の運営やサポートからも実感するところではある。また民間企業とは異なり、医師・歯科医師とコメディカルワーカーの権威や立場の違いから、小規模医療機関ではより一層健全にガバナンスを働かせることが難しく、現場のさらなる人材不足、人材流出を加速させてしまう業界構造も従来からの課題だった。

これを受け、「HANOWA」の登録歯科医院に対し、プロフィールでの「ハラスメント相談窓口」の設置有無の入力を必須化した。これにより、歯科医院側のハラスメント防止意識やガバナンス意識の向上を図り、歯科業界全体の労務環境の健全化に寄与したいと考えている。

HANOWA