2024年09月04日 15:49

Doogは、スズキから電動モビリティベースユニットの試作機の貸与を受け、新たな協働運搬ロボットとしてマーケティングのための試作機を製作した。本機体を、サウザークロス(マーケティング試作機)と呼称する。

同社では協働運搬ロボット サウザーシリーズを製造販売しており、国内外の工場・倉庫・整備場・作業現場・サービス現場など様々なフィールドで活用されている定番の運搬ロボットとなっている。

サウザーシリーズは2024年4月から始まった中小企業省力化投資補助金において無人搬送車(AGV・AMR)カテゴリに本リリース発行日時点で登録されている唯一の商品。あらゆる現場で簡単に使用できることや、カスタマイズ性が高いことから多様な全自動運行ソリューションの構築も可能であることが特長。

同社ではシリーズ製品の拡充の検討として、スズキが製品化を計画している電動モビリティベースユニットを用いたサウザーの試作に着手した。

サウザークロス(マーケティング試作機)はパワーステアリングを搭載し、前輪が大きいことから、従来のサウザーシリーズよりも悪路を走行できることが見込まれる。また、他企業が海外や国内で同様に電動台車の供給を摸索している事例に対し、スズキが長年電動車いすで培ってきた信頼性・品質・コストの面で優位性があると期待できる。