2024年09月04日 13:00
Expert Material Laboratories(エキマテ)は、鹿児島県出水市の教育実証事業として、市立出水商業高等学校で3D技術を習得できる授業を開催する。正課の授業として3D技術を体系的に学ぶのは九州初の取り組み。
今回の実証事業では、出水商業高等学校3年生が3D技術を体系的に学ぶ。同校のイメージキャラクター「つるみんじゃー」を3D技術でモデリングし、3Dプリンタで出力するまでの一連の技術を学習する。
3D技術は医療や製造など様々な分野で活用が進んでおり、実物を3D技術に変換し、3Dプリンタで出力するまでの流れを理解できる人材が求められている。出水市は「ITで日いずるまちに」を掲げ、情報通信関連産業育成に向けて必要な人材と企業の誘致を図っている。また出水商業高等学校は1948年に鹿児島県米ノ津町立米ノ津高等専修学院として設立し、1万人を超える卒業生が全国各地で活躍。「夢をかたちに」を合言葉に地域に愛される学校を目指し、今回の取組みもその一環となる。
今回の授業にあたり、サンステラ社が3Dプリンタを提供。授業期間中、同校に3Dプリンタを設置して、教育関係者を中心に体験できる機会も予定している。12月開催の令和6年度北薩地区「専門高校フェスタINさつま」で作品を展示予定。別途、成果報告会を開催する予定。