2024年09月04日 09:43
タケエイは、福島県相馬市において太陽光パネルリサイクル事業を開始する。
タケエイは、太陽光パネルの大量廃棄時代到来に備え、リサイクルやリユース事業の更なる拡充に取り組んでいる。福島県相馬市のサーキュラーエコノミー推進本部においては、2023年1月に指定処理施設設置許可の交付を受けており、今回福島県より産業廃棄物処分業許可を取得したことに伴い、操業開始する運びとなった。
本事業のリサイクルプラントにおける特色としては、千代田マシナリー製「PVリサイクルハンマー」を採用し、表面ガラスを破砕剥離する。更に、色彩選別機によって高品質なガラスカレットへの選別も可能。また、専用の測定器を用いた検査に合格したものはリユース品として販売し、不合格と判断されたパネルはアルミ、セルシート、ガラスなどに分離した上でリサイクル原料として出荷、または適正に処分するなど、廃パネルの状態によってリユースも視野に入れることで、環境への負荷を低減する。
第2次中期経営計画(5月発表)においては、新たな環境複合事業の一つとして「相馬サーキュラーパーク」構想を掲げ、太陽光パネルリサイクル事業以外にも、使用済紙おむつのリサイクル実証実験等、多様な再資源化事業に取り組んでいる。その一環として、タケエイ相馬事業所は、「サーキュラーエコノミー推進本部 サーキュラーエコノミー支店」と改めた。地球の環境保全に貢献するTREホールディングスの一員として、地域ごとに異なる様々なリサイクルニーズや課題に寄り添いつつ、東北・北海道方面における公民連携事業モデルを構築していく。