2024年08月28日 15:48

プロテクトアーツは、名古屋大学の物質創成ナノテクトニクス工学の技術協力により、国内初となる世界最高水準の換気システム「CBRNE対応地下シェルター用換気システム ATバリア」を発表した。

近年、日本国民の生活が脅かされるリスクが増大。南海トラフ地震や台風、噴火などの巨大な自然災害が連続発生する可能性や、東アジア地域における安全保障環境の緊迫化が指摘されている。このため、万一厳しい状況下に置かれたとしても、住民が避難し生存の可能性を高めるのに役立つシェルターの整備が強く求められている。

「地下シェルター用換気システム ATバリア」は、CBRNE(シーバーン)災害からの防護を目的として設計された、日本の地下シェルター用に最適な換気システム。その性能は世界最高水準を誇り、極限の状況下でも安全な環境を提供する。

複数の異なるフィルターを多層構造で組み合わせ、空気中の微粒子や放射性物質、細菌・ウイルス、有害ガス、揮発性有機化合物(VOC)など人体に有害な物質を高効率で除去。また内部空間を加圧し、外部の汚染された空気が侵入しないようにする。非常時の電源供給断絶に備え、多種バッテリーでの運転が可能。また、手回しハンドルによる手動運転の機構も搭載しており、完全な停電時にも換気システムを維持することができる。

ニーズに応じて、3つの異なる風量モデルを用意。定価(予定)は「ATB-150(150㎥/h)」が 315万円(税抜)~。