2024年08月16日 20:31

豊橋市は、地産地消に意欲的な農家と飲食店をつなぐマッチング会を7月29日、愛知県豊橋市にある「ホテルアークリッシュ豊橋」にて実施した。
地産地消を推進するマッチングは今年で3年目。マッチング会は愛知県東部にある豊橋市が企画。新鮮な豊橋産生産物を使った料理を、地元住民や観光客が市内でもっと食べられるような環境を整えることを目的に、2022年度から実施している。22年度にはマッチング会に飲食店10店舗と生産者15軒、2回目の昨年度は飲食店・菓子店18店舗と生産者22軒が参加して、メニュー開発に取り組んだ。
豊橋市は、平坦な地形と穏やかな気候、立地にも恵まれており、近隣の田原市や静岡県浜松市などを含めると全国を代表する農業エリア。市町村別農業産出額は全国14位で、日本一の生産量を誇る大葉や次郎柿、ウズラの卵をはじめ、施設・露地野菜、花き、米、果樹、畜産など、さまざまな農畜産物が生産されている。その強みを生かして、豊橋市は食と農の高付加価値化を図り、市内外の人たちに選ばれる「食と農のまち」を目指している。
3年目となる今年はマッチング会の回数を年2回に増やした。夏の生産物は5月に行われ、トウモロコシや大葉、ジャガイモなどを育てる11の生産者と、日本料理や中華料理、カフェなど12店舗が参加した。その後、6つのグループが新メニューの開発まで進み、次郎柿の葉を使ったバウムクーヘンやトウモロコシのプリンなどがこの夏、各店舗で提供されている。