2024年08月14日 20:00

MATRIXは、昨今話題の3D化技術(3DGS)を用いた不動産内見VRソリューション「ガウシアンVR」において、ロイヤルハウジング販売と業務提携に合意、試験運用を開始する。

これまでの不動産内見VRでは、パノラマ画像の繋ぎ合わせが主流で「数メートル間隔の点移動」しかできない制約があった。「ガウシアンVR」では「Gaussian Splatting」の技術を活用して、物件を空間丸ごと3Dで構築し、室内を自由に歩いて内見できる。しかも専用機材が不要で、一般のスマートフォンの動画撮影だけで完了。動画をアップロードして最短数十分でAIが自動生成する、画期的なソリューションとなっている。

これにより、複数物件を移動して回る案内業務や内見立会い業務の手間が大幅に軽減され、ユーザーは担当者に遠慮することなく、好きなだけ店頭で内見することが可能になる。

今回の提携により、ロイヤルハウジング販売では候補店舗を選定し、店頭での業務活用に向けた取り組みを開始。今後、顧客への対応における課題や顧客からの更なる要望などの共有を受けて、年内にリリースを予定している「ガウシアンVR正式版」の開発に反映する。

不動産業に不可欠だった内見業務・案内業務をVRゴーグルで劇的に革新するソリューションで、不動産業界における人手不足問題対策のみならず、物件オーナー・元付業者・客付業者・エンドユーザー、全ての立場にメリットを提供する。