2024年08月07日 12:55

ソマノベースは、同社が運営する、自宅やオフィスで植林用の苗木を育て2年後に植林するサービス「戻り苗(もどりなえ)」を活用した森林保全の取り組みを、西日本旅客鉄道(JR西日本)とともに開始した。
「戻り苗」は、森林保全を「やらなければいけないこと」から「やりたいこと」に変えたいという思いから生まれた植物インテリア。オフィスなどの室内で観葉植物として植林用の苗木を育ててもらい、1〜2年後に山林へ植林する。木を伐ったあとの山林に植林をすることで、土砂災害のリスクの低い森づくりに活かされる。
今回、JR西日本とともに「戻り苗」を活用した森林保全の取り組みを開始した。「くろしお」は京都府・大阪府と和歌山県をつなぐ特急列車だ。今回は、その停車駅である8駅(和歌山、海南、御坊、紀伊田辺、白浜、串本、紀伊勝浦、新宮)と和歌山支社内に「戻り苗」を設置し、合計432本の植林用苗木を育てる。各駅の改札の横や駅構内に設置された戻り苗は、駅をフレッシュな緑で彩るだけでなく、駅を利用する人々に、つい立ち止まって変化を見たくなるような楽しみを与えてくれる。各駅で育てる苗木は、約2年後和歌山県内の山林に植林し、土砂災害の低い森づくりに活かされる。
「戻り苗」は、苗木を育てるだけでなく、実際に植林に参加することも可能。森林保全や防災に関するセミナーやワークショップなどのコンテンツを組み合わせることもできる。導入企業の目的に合わせてコーディネートし、森づくりの一連の流れに関わることのできるパッケージを提案する。