2024年08月01日 18:35

芭蕉翁生誕380年記念事業実行委員会(三重県伊賀市)では、俳句とアートのコラボレーション企画「芭蕉×ART(ばしょう で アート)」を開催。松尾芭蕉の俳句や理念を表現した工芸美術作品を募集する。

松尾芭蕉は1644年に伊賀国(現在の三重県伊賀市)で生まれた。2024年は生誕380年の記念の年にあたる。松尾芭蕉といえば、俳句を芸術の域まで高めた俳聖であることはよく知られているが、ふるさとが伊賀であることは、あまり広く知られていない。そこで、伊賀市長を実行委員長とした芭蕉翁生誕380年記念事業実行委員会では、多くの人に松尾芭蕉のふるさとが伊賀であることを伝え、あわせて伊賀の魅力を発信していくことを目的に、さまざまな記念事業を実施している。

松尾芭蕉の言葉に「新しみは俳諧の花なり」という言葉があり、常に新しさを求める精神を持ち、「不易流行」というその精神は、現代のアートにも通じるものがある。生涯を創作活動に捧げたその精神を受け継ぎ、生誕380 年を機に、「芭蕉×ART」特別公募展を芭蕉のふるさと「伊賀」で開催する。

募集するのは、松尾芭蕉の俳句をイメージしたものや、生き方や考え方、「不易流行」、「軽み」などからインスピレーションを受けたものなど。第1次審査用画像データの締切は12月31日。最優秀賞(1作品)には副賞100万円、優秀賞(5作品)には副賞10万円を進呈。詳しくはこちら