2024年07月12日 15:00

ユタカ交通と和歌山新城下町DMCが共同で運営する「メタバース和歌山実行委員会」は、YouTubeチャンネルにて、7月11日、「和歌山城」を紹介する360°VR動画を公開した。

和歌山は大阪に隣接する県であり、関西国際空港からもアクセスが良いのが観光のメリット。コロナ禍で落ち込んだ観光客数もコロナ前の90.1%まで回復し、年々上昇傾向にある。しかしながら、紀伊半島の端に位置することや新幹線が通らないなどの立地条件により、潜在的な観光需要に対し、十分な客数を呼び込めていない可能性がある。

特に外国人観光客は2019年に50万人に達した後、コロナの影響により1万人未満に激減。昨年は38万人まで回復したものの、大阪に比べインバウンド需要が弱い傾向にある。そこでメタバース和歌山実行委員会では、幅広い年齢かつ海外にもリーチ可能なVR動画での観光PRを開始した。

今回は、和歌山観光の拠点の一つである和歌山城をVRで紹介。実際にその場所を散策しているかのように周辺の景色を見渡すことが出来る。初めて和歌山城を知る人も気軽に散歩を楽しむように、和歌山城の史跡に触れることが出来る。動画内では、西の丸庭園や御橋廊下など和歌山城の敷地内に点在する魅力的な名所を巡り、和歌山という場所をより身近に感じてもらうことを目的とした。動画はこちら