2024年07月11日 20:05

静岡木工は、飲食事業へ進出し、新業態「願(ねがわくば)」を8月1日東京ソラマチにオープンする。

静岡木工は創業以来60余年にわたり、家庭で祈りと感謝をする場である神棚の製造・販売・卸しを行なってきた。2013年には現代の住宅事情や生活様式に合わせた「モダン神棚」を開発し、神棚普及の促進に努めている。

神棚を購入する人は40代~60代女性が圧倒的な割合を占めているが、新業態「願」のターゲットは10代からの若い世代。縁起の良いスイーツを楽しみながら、まるで杜(もり)の中にいるような心落ち着く内装で日本の文化に触れ、自分自身の願い事と向き合える非日常を感じる空間となっている。

「食を通した神事文化の体感」をコンセプトとした看板メニュー「御饌(みけ)パフェ」は、食材、見た目、価格まで縁起のよさにこだわった。「米」や「塩」などの祭りでお供えされる食べ物「御饌」を使用したパフェは、こし餡、抹茶餡、クリーム餡の3種類の味を用意している。仕上げには店イチオシの「願いの塩」でパフェを清め、最後に利用客が願いを込めて完成だ。

さらに、御饌パフェには店オリジナルの「願いみくじ」が付いている。将来に向けた前向きな言葉や心に響く励ましのメッセージが書かれている。 「御饌(みけ)パフェ」は、「末広がり」を意味する「8」にこだわり、価格は888円(税込)。1000円で支払うと、おつりが「112円(良い福)」と縁起担ぎになる。