2024年07月09日 19:41
グッドネーバーズ・ジャパンはこの夏、フードバンク事業「グッドごはん」を通じて、困窮するひとり親家庭の子どもたちに普段の2倍の食品を配付する緊急施策を実施する。
同団体は、首都圏、近畿圏、九州にて、低所得のひとり親家庭を対象とした食品支援事業「グッドごはん」を展開している。多くの支援者の協力のもと、事業開始時から延べ8万2731世帯に食品を配付している(2024年5月末時点)。
また同団体では、支援を必要とする家庭の状況やニーズを知り、より適切な事業運営ができるよう、グッドごはん利用者へのアンケート調査にも取り組んでいる。その一環として本年3月に実施したアンケート調査の結果から、学校給食のない長期休み期間に1日3食を食べられない子どもが普段の3倍以上にも増えるということが明らかになった。
最も長い休暇である夏休みは、普段から困窮するひとり親家庭にとって、非常に苦しい期間になると予想される。先述のアンケート調査では、回答者の52.1%が「(グッドごはんに)長期休暇期間中に配付食品の量を通常の倍にしてほしい」と回答した。この状況を受け、「夏休み期間中、普段の2倍の食品をひとり親家庭に配る」という緊急施策を行うこととした。通常、グッドごはんでは、毎月1世帯当たり買い物かご1つ分の食品(約1万円相当)を配付しているが、それをこの夏は2倍の買い物かご2つ分に増やす。詳しくはこちら。