2024年07月08日 13:03
アサヒユウアスは、プラスチック素材を資源として有効活用する「plaloopプロジェクト」を7月8日から開始する。
アサヒユウアスはアサヒグループにおける新たなサステナビリティ事業を展開する会社として、2022年1月に設立した会社。「plaloopプロジェクト」第1弾はホテルのアメニティとして歯ブラシを開発し、使用済みの歯ブラシをホテルから回収した後、素材としてリサイクルし、再び歯ブラシなどを製造する取り組みを開始する。2024年の目標として年間100万本の導入を目指す。
5月からホテル日航つくばで試験的に展開をした際、全設置数の約4割の歯ブラシを廃棄することなく資源化することができた。また、宿泊客を対象にしたアンケート調査では約9割がこの取り組みに対して好意的だということが分かった。ホテルや福祉作業所と連携し、使用済みのプラスチック製品の回収からプラスチック素材へのリサイクル、さらにそのプラスチック素材を使った商品開発・製造・販売を一体化することで、プラスチック資源の循環を促す。今後は歯ブラシだけでなくヘアブラシなども開発し、展開する予定だ。
「plaloopプロジェクト」は6月、広島県が主導する「海洋プラスチック対策(プラスチック使用量削減等)・リーディングプロジェクト」にも選定された。今後は広島県内の宿泊施設などと連携し、プラスチック素材を活用した取り組みを推進していく。