2024年06月24日 15:59

コスモ石油は、東京都、日揮HD、レボインターナショナルと連携し、SAF(持続可能な航空燃料)の原料となる廃食用油の回収キャンペーン「東京 油で空飛ぶ 大作戦 Tokyo Fry to Fly Project」を展開している。本キャンペーンの一環として、日本初となるSAF原料化を目的としたサービスステーション(ガソリンスタンド)での廃食用油の市民回収実証を6月24日より開始する。
地球温暖化というグローバルな課題の解決には、市民レベルでできることを考え、社会全体で啓発・普及させていく活動が非常に重要になる。本実証では、一般の家庭から出る資源(廃食用油)を近くのサービスステーションに持ち込むことでSAFへの再利用が可能となる。生活に身近なところで脱炭素化や資源循環への貢献を実感できる取り組みとして、今回実証の実施に至った。
実証実験では、家庭で揚げ物などに使った使用済みの食用油をペットボトルなどふたの閉まる容器に入れ、サービスステーションに設置されている廃食用油回収ボックスに入れる。レボインターナショナルが廃食用油を回収し、コスモ石油堺製油所構内 (大阪府堺市内)のSAF製造工場まで輸送。運ばれた廃食用油を原料として、SAF製造工場にてSAFを生産 し、SAFが航空機に搭載され、航空燃料として利用される。
実証期間は6月24日~8月31日。回収ボックスの設置場所、回収要領の詳細はこちら。