2024年06月11日 09:06

東京ロボティクスは、研究者向けの力制御可能な全身人型ロボット「Torobo」と多指ハンド「Torobo Hand」の最新バージョンの提供を開始する。

昨今、生成AIによるロボットの動作生成が注目されているが、AIによって生成されたモーションと現実世界のズレは操作対象物やロボット自体の破壊に繋がる。ToroboおよびTorobo Handは、インピーダンス制御を用いたコンプライアンス特性により、外力の受け流しや、外部拘束への倣い、衝撃の吸収などが可能だ。それにより、接触が多い環境下でも安定した動作が可能になる。また、人間と同様のサイズと出力(可搬)を有するため、現場での実作業を想定した研究開発にも最適だ。

Toroboは、人間と同様のサイズや可搬重量。身長1680mm、本体重量125kg、片腕可搬重量7kg(最悪姿勢時)。人間と同様の動作を行うための軸構成は、腕7軸×2本、腰3軸(下からP-P-Y)、首3軸、全方位移動台車。腕や腰の関節インピーダンスや、手先のカルテシアンインピーダンス特性をリアルタイムに調節可能だ。

Toroboの価格は1800万円(税別)。(2024年中の発注による初回特別価格、およびオプションなしの価格)。Torobo Handは、Toroboのオプションとしては両手で1200万円(税別)、単体売りの場合は両手で1260万円(税別)となる。その他オプションやハンドの片手販売なども行っている。最初の出荷は12月頃を見込んでいる。

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