2024年05月30日 11:34

友安製作所が参画し、クリエイティブ監修も務める「FactorISM-アトツギたちの文化祭-」が、2025年日本国際博覧会協会が推進する「Co-Design Challenge」プログラムに採択された。これにより、同社をはじめ、FactorISM参画企業の工場で出た廃材などで製作する椅子やテーブルなどが、2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)の会場に設置される。

「FactorISM-アトツギたちの文化祭-」は、伝統産業をはじめ、鉄鋼・樹脂・繊維・食品・化学など、多岐にわたる企業が、ものづくりの現場を一般公開する関西地区最大級のオープンファクトリーイベント。同社は、インテリア用品等を製造する企業として、2020年の初回からFactorISMに参画。クリエイティブ監修や事務局を務めながら、オープンファクトリーを実施してきた。

この度の「Co-Design Challenge」プログラムでは、複数のFactorISM参画企業の工場で出る端材や廃材をかけ合わせ、椅子やテーブルなどを製作し、これを万博会場に提供する。

さらに、提供する物品の製造現場と、素材となる端材が生まれた町工場をめぐるツアーを実施。少人数制で1日に3~4カ所の町工場をめぐり、地域の産業の成り立ちや歴史などにも触れるマイクロツーリズムを開催。工場見学はもちろん、溶接体験やプレス機などの機械の操作体験を実施し、世界に誇る日本のものづくりを体験、体感できる内容を予定している。