2024年05月21日 15:53

EVジェネシスは、再生可能エネルギーを活用し、環境にやさしい持続可能な社会の実現に貢献することを目指し、早期の実用化が見込まれるカルコパイライト型の「曲がる太陽電池」を搭載したEV三輪車の実証実験を開始した。
「曲がる太陽電池」はパートナー企業のPXP製であり、従来のシリコンベースのパネルと比較して、軽量でありながらも高いエネルギー変換効率を持つことが特徴。今回屋根に貼り付けたパネルはトータル1kg未満の超軽量設計で、更に厚さも1mmと超極薄となっており、1日の太陽光による発電のみで約15km〜20kmの走行が可能になると見込んでいる。また現在開発中のペロブスカイトタンデム型にアップグレードした場合は1日の発電で約25km〜30kmの走行が可能になると見込んでいる。
今回の実証実験の社会的な意義は再生可能エネルギーと電動移動手段を組み合わせることで、環境への影響を低減し、持続可能な社会の実現に貢献する可能性を秘めている。日々の移動手段として使用することで、化石燃料の使用を減らし、CO2排出量の削減に繋がることで、大気汚染の改善や地球温暖化対策に効果的だ。また外部からの電力供給に頼らずとも、移動が可能となることから、災害時などの非常時においても移動手段および電源としての機能が期待される。EVジェネシスは、この「曲がる太陽電池」搭載車の実証実験を通じて、環境負荷の低減をはじめとする社会課題の解決に寄与し、持続可能な未来への貢献を目指す。