2024年05月16日 16:05

生成AI特化の東大松尾研発スタートアップ「neoAI」は、ゆうちょ銀行と、業務効率化に向けて生成AIの導入を実施する。
neoAI Chat(旧:neoSmartChat)は、自社のデータを読み込み生成AIの活用を可能にするAIプラットフォーム。MicrosoftのクラウドサービスであるAzure上で構築されており、大規模自然言語モデル(LLM)であるChatGPT等をカスタマイズして利用できる。
SaaSの問い合わせ対応AI、企業分析AI、補助金AIなどの企業活動に特化した専門的なAIを、学習を行うことなく既存のドキュメントを準備するだけで利用可能。また、neoAI Chat(旧:neoSmartChat)は、認証機能、データアクセス権限の管理、IP制限機能など、セキュリティ面でエンタープライズレベルの要求を満たす機能を搭載している。
ゆうちょ銀行とneoAIは、生成AIの業務への活用に向けた実証実験を実施し、生成AIが照会業務や文章作成等の業務効率化に有用であることを確認した。実証実験の結果も踏まえ、社内業務へのさらなる活用を検討。その中で、ユースケースにあった機能を簡単にかつ高精度に利用でき、金融機関として求められる高いセキュリティレベルも確保されているneoAIの生成AIオールワンパッケージ「neoAI Chat」の採用が決定した。