2024年05月15日 16:04

noteと福井県坂井市は、5月15日に連携協定を締結した。本協定の締結により坂井市は、市に関係する若者がライターとなって活動する「坂井市らしさキャラバン」を開始し、地域の魅力を発信するオウンドメディアをnote上に開設。noteは法人向けプランnote proの無償提供や市民ライターの育成などで運営をサポートする。

本メディアでの発信を通じて、特に若い世代のシビックプライド(地域への誇りや愛着)を育み、定住を促進。ライター自身も坂井市の魅力を再発見していく。なお、noteが移住・定住に関する連携協定を結ぶのは初となる。市民ライターによる発信は、2024年秋頃の開始を予定。

総務省によると2023年の東京都の人口は転入が転出を上回り、コロナ流行下での「脱・東京」の流れから一転、東京一極集中の流れに戻りつつある。地方への人の流れをつくるため、国や地方自治体は、移住者や2地域居住者を増やす取り組みに力を入れている。またこうした動きと同様に、いま住んでいる人に定住してもらうための取り組みも重要視されている。

この分野で近年広がっているのが、市民ライターによる情報発信。自分が暮らす地域の魅力を認識することで、地元愛が育まれる。それ以外にも、住民だけが知っている地元の隠れた魅力や日常生活に役立つ情報を発信することで、地域外からの移住や定住を考える人にも魅力づけしやすくなる効果がある。福井県坂井市のnoteはこちら