2024年05月07日 19:35
兵庫県豊岡市は、「地域おこし協力隊」制度を2014年から導入し、都市部から地方への人の流れを促進してきた。5月1日、新たに3名の隊員を委嘱し、ついに隊員数の累計が100人に達した。この度、5月1日から新たに地域おこし協力隊に着任した北村さんは芸術文化の分野で、桐島さんは環境保全の分野でそれぞれ活動を行う。
また、林田さんは、幼少期から海外で生活し、社会人になってからの留学も経験し、日本以外で4カ国で生活してきたという。「そうした経験を活かし、外国人の長期滞在者をターゲットにした宿泊事業を計画しています。豊岡は、城崎温泉をはじめ多様な魅力に溢れているため、長期滞在のニーズも高いと考えています。たまたま自分が100人目になりましたが、これも何かの縁と感じ、地域の方とも交流しながら活動していきたいと考えています。」と語る。
豊岡市では、幅広い分野で地域おこし協力隊の受け入れを行い、地域の人たちと連携し、地域活性化に取り組んでいる。現役隊員数は29人、 活動終了後の定住者数は47人、活動終了後の転出者数は24人で、定住率は66.2%(47人/71人)となっている(全国平均は52.0%)。
これまで任期を終えて卒業した71人の隊員のうち、47人が起業等により市内に定住しており、全国平均が約半数であるのに比べ、66.2%と高い定住率を誇っている。詳しくは「豊岡市地域おこし協力隊 特設サイト」へ。