2024年04月22日 15:39
太平洋人材交流センター(PREX)は、日本企業で働くベトナム人社員を対象とする「リーダー育成研修」を実施する。
企業のグローバル化にとって、日本国内や海外拠点で働く外国人社員の人材育成は不可欠。しかし、特に中小企業にとっては、言語や文化的背景の違いなどもあり、日本企業特有の経営や組織の考え方、またカイゼンや3S活動に取り組む背景などについて、企業が独自で指導・育成を行うことが難しいという課題があった。
そこで、PREXは、2014年度から、関西の多くの中小企業が関心を持つ「ベトナム人」を対象に、外国人社員向けのマネジメント研修をはじめた。ベトナム人社員が、ベトナム拠点の運営管理や、国内現場のリーダー的な役割を担えるよう、日本企業における経営理念の重要性、カイゼン活動を重要視する理由、日本人にとってのチームワークなど、これまで外国人の社員には理解しにくかった日本企業の経営の根底にある考え方について理解してできること目指し、研修を実施する。
今年で11回目の同研修は、海外や国内の現場のリーダーとなれる海外人材の育成を目指す。過去10回の研修には、中小企業20社から43名のベトナム人社員が参加し、研修後には、リーダーや管理者として成長し、活躍している。
参加費は、全プログラム参加の場合15万円。期間は7月1日~29日のうち10日間。会場は、太平洋人材交流センター 会議室他(大阪市天王寺区上本町8-2-6 大阪国際交流センター2階)。