2024年04月04日 19:00

テムザックは、新型多機能型農業ロボット「雷鳥2号」(耕起アタッチメント搭載)を開発した。

同社は、人とロボットの共存社会を目指すサービスロボットメーカー。医療、建築、パーソナルモビリティ、災害レスキューなど重労働や人手が足りない現場で、人に代わって活躍する多様な実用ロボット「WORKROID(ワークロイド)」を開発しつづけている。

「雷鳥2号」は、アタッチメントを付け替えることで、耕起・収穫などを完全電動で行うことができる多機能型農業ロボット。比較的小型で、前後のみならず横移動やその場旋廻など、非常に小回りが利くため、不整形地や小規模圃場など耕作放棄されてしまいがちな条件不利農地でも活用できる。今回は耕起アタッチメントを搭載し、耕起作業のロボット化を実現した。将来的には完全自律走行および群れ化による更なる省力化をめざす。

ロボット技術を活用して省力化を追求する「WORKROID農業」プロジェクト2年目となる2024年は、「雷鳥2号」(耕起アタッチメント搭載)を皮切りに、「徹底した省力化の実現」をコンセプトとして、農業ワークロイドを順次開発・投入していく。また、収穫した米は米粉にして流通させることで、新たな需要創出と食料安全保障にも貢献し、持続可能な農業の実現を目指していく。

テムザック