2024年04月03日 16:00
東京・大手町の日本旅館「星のや東京」は、夏の宵に東京の景色を眺めながら、シャンパーニュと季節のおつまみを味わう「夏の宵・納涼舟あそび」を開催する。
江戸時代にぺリーが来航した際、浦賀奉行所の与力として仕えた香山栄左衛門らにシャンパーニュやハムなどのシャルキュトリを振る舞った。星のや東京では、当時とても貴重なものであったシャンパーニュと、古くから、肉の保存性を高めるためにフランスで用いられていたシャルキュトリ文化を表現したおつまみを用意する。
舟に設えるのは、足を伸ばして寛げるデイベッドのようなソファ。特別席で寛ぎながら優雅に東京の景色を眺められる。開放的な特別席には、氷柱クーラーや江戸風鈴などの目にも涼やかな設えを用意する。
涼むための支度は、舟に乗る前から始まる。用意するのは、季節湯である薄荷湯と浴衣。乗船前に薄荷湯に浸かることで、メントールの清涼感を味わうことができ、船上でうける風がより涼しく感じられる。薄荷湯で身体を温めた後に身に纏うのは、1872年創業の日本橋の老舗「梨園染 戸田屋商店」の誇る、伝統工芸である東京本注にて仕立て上げられた浴衣。薄手の木綿生地で仕立てられた浴衣は通気性に優れ、汗をかいた肌に密着することなく、夏でも快適に過ごせる。
期間は5月28日~8月28日、定員は1日1組4名まで。料金は1名13万5900円~。予約はこちら。