2024年04月02日 09:47

三菱鉛筆は、4月1日、新施設「o-i STUDIO(オーイ スタジオ)」にて第17回「鉛筆けずり入社式」を実施した。

「鉛筆けずり入社式」では、2024年度入社の新入社員が、創業の原点である「鉛筆」を先輩社員に教わりながら小刀でけずった。新入社員の大半にとって初めての経験である小刀を使用した鉛筆けずりに、彼らは悪戦苦闘しながらも前向きに捉え、積極的に挑戦。自分の手でけずった、けずりたての鉛筆を使って、同社が目指す「世界一の表現革新カンパニー」としての一員になるための表現体験を行った。デッサンに関しても、日常的に行うことのない活動であるため、外部から招聘したデッサンのプロフェッショナルグループ「DessinLABO」の2名の講師から指導を受けながら体験を深めた。デッサンのテーマは「樹」であり、これから新入社員が大地に根を下ろし、栄養を吸収しながら日々成長していく姿を象徴している。

「鉛筆けずり入社式」は、1958年に発売された世界に誇る国産鉛筆「uni」の50周年を記念して2008年に始まった。この入社式は、新入社員がこれから深く関わることになる筆記具への愛着を深めることを目的としており、同社の恒例行事となっている。どれだけ優れた品質の鉛筆でも、けずらなければ書くことができない。「鉛筆けずり入社式」では、鉛筆をけずる行為を通じて、新入社員に対し、入社後も自己研鑽を続け、活躍してほしいという願いが込められている。

三菱鉛筆