2024年04月01日 16:05

リバスタは、建設業界に特化したCO2排出量の算出・可視化クラウドサービス「TansoMiru(タンソミル)」の提供を、4月1日より開始する。

建設業界では、入札段階や工事成績評点で施工時や竣工後の建築物においてCO2排出量の削減が評価され、加点につながる動きが生じている。また、建設会社からCO2排出量を開示し削減方針を示さないと、ディベロッパーから施工者として選ばれにくくなる状況も。しかし、建設現場は施工の規模や工期がそれぞれ異なり、CO2排出量の把握に際して集計や管理を個別に行う必要があるため、現場担当者の業務負担が増大している。

「TansoMiru」は、建設業界に特化したCO2排出量の算出・可視化が可能な新しいクラウドサービス。第一弾として提供を開始する「TansoMiru管理」では、現場単位のCO2排出量を可視化し、支店や会社単位で集計結果をレポーティングすることが可能。「産廃CO2サービス」「Buildee CO2」を合わせて利用することで、産業廃棄物の収集運搬や揚重機・機材の稼働に伴うCO2排出量データを、現場ごとに自動で取り込むことができる。

なお、今後は電力データ管理協会を通じて取得した電力データを活用し、建設現場の電気使用に伴う電力由来のCO2排出量を自動算出するサービスの提供を予定。「TansoMiru」を活用することで、建設現場におけるCO2排出量の把握を効率的に行うことができ、従来の業務負担を大幅に軽減する。