2024年03月01日 12:55

東北大学とメニコンは、4月1日、東北大学青葉山キャンパスに「メニコン×東北大学 みる未来のための共創研究所」を開設する。

東北大学は、2023年1月にグリーン未来創造機構・グリーンクロステック研究センターを開設し、ここを起点にリサイクルプラスチックに関するデータベース構想並びに、プラスチックに関するサーキュラーエコノミーシステムの構築等のプラスチックリサイクルに関する研究を推進している。一方、メニコンは、これまで大型放射光施設やあいちシンクロトロン光センター等のX線源、大型陽子加速器施設における中性子源といった量子ビーム施設を活用し、コンタクトレンズやその素材を取り巻く「なぜ」に対し、科学の眼による解明を目指してきた。またシンガポールのグループ製造会社において、製造時に排出される一部のプラスチック廃材を使用し、製品用ケースへの再利用を図っており、環境省が推進する国家プロジェクトBRIDGEに参加することで、上記リサイクルプラスチックの資源化に関する研究を行ってきた。

そこで両者は、4月に「メニコン×東北大学 みる未来のための共創研究所」を開設する。同共創研究所とコンタクトレンズの素材であるソフトマターの計測に優れた性能が期待されるNanoTerasuをハブとする産学連携による研究活動を推進し、理想のコンタクトレンズと、環境配慮型コンタクトレンズ流通の構築を実現することで、東北大学とともに、メニコンが目指す「新しい“みる”」を創出する。

メニコン / 東北大学