2024年02月29日 12:58
住友電気工業と関西イノベーションセンターは、3月11日〜29日まで、「MUIC Kansai」にて「CO2のリサイクルがつくる未来社会」のショールームを開設する。
住友電工は、2022年5月24日に発表した長期ビジョン「住友電工グループ2030ビジョン」において掲げた通り、持続可能な社会経済を目指したCO2分離回収や材料循環利用の研究開発の活性化・スピードアップを策定し、2050年のカーボンニュートラルの達成に向けてグループの総力を挙げて取り組んでいる。関西イノベーションセンターは、運営する観光産業をテーマにしたオープンイノベーションの創出拠点だ。
住友電工は、カーボンリサイクルの実現には、CO2を素材化して日本のすぐれたものづくりに活用していくことが必要と考え、「炭酸金属粉を生成するCO2回収・資源化技術と装置の開発・実証及び炭酸金属粉を原料とした製品の商用化」に取り組んできた。大阪府の「カーボンニュートラル技術開発・実証事業」による支援をうけて取り組み、成果としてCO2のリサイクルにより顧客価値を向上できる数十のモデル商品を作った。同ショールームでは同取組み事業の成果を披露するとともに、社会実装に向けて実証パートナーや研究会の発足メンバーを募集する。
オープン期間は3月11日~3月29日。所在地はMUIC Kansai(大阪府大阪市中央区伏見町3-6-3)。