佐川グローバルロジスティクスは、古紙管理会社と製紙メーカーと連携し、運営する物流センターで発生した使用済み段ボールを回収し、再び段ボールとして再商品化するクローズドリサイクルの取り組みを2月から開始した。

このスキームによって製造された段ボールケースには、佐川グローバルロジスティクス独自のクローズドリサイクルのマーク（商標登録出願中）を印字。運営する物流センターを利用する顧客がこの取り組みに参加することで、無秩序な廃棄を削減し安定的に段ボール資源を利用できるだけでなく、環境負荷低減への取り組みに参画することができ、環境に配慮する企業としてのイメージ醸成にもつながる。

当物流センターに入居しているアパレル企業がこの取り組みに参画しており、物流現場と店舗間の配送資材などとしてクローズドリサイクルの段ボールケースが使用されている。

クローズドリサイクルによって製造される段ボールケースはFSC認証を取得している。段ボールケースにはFSC認証マークを印字するほか、独自のクローズドリサイクルのマークを印字し、循環型社会の実現に向けた取り組みを推進する企業であることを訴求する。

この取り組みはSDGsで掲げる17の目標の一つ「つくる責任つかう責任」にあたる。今後はこのスキームを顧客と共に進め、循環型社会の実現に向けた取り組みを強化していく。