2024年02月21日 12:51

大正大学の文学部日本文学科では、同学部人文学科との共同企画として、3月3日に「創作布袋戯 伊勢物語 ― 二条の后 ―」を学内で上演する。

本公演は、「昔、男ありけり」という書き出しで知られる代表的な歌物語「伊勢物語」の人形劇。布袋戯(ポテヒ)人形の使い手であるチャンチンホイさん、ガムラン奏者の櫻田素子さんを招聘。日本の古典文学「伊勢物語」、アジア地域の芸能である布袋戯、インドネシアの音楽ガムランという三文化のコラボレーションを楽しむ機会を創出する。同時に、それぞれの日本における普及も目指す。

本学の日本文学科は「日本文学、日本文化普及の方法や実践の研究」をおこなうことを目標に掲げ、2018年度にプロジェクトを立ち上げた。人文学科教授・伏木香織さんと共同でプロジェクトを開始。日本を代表する文学を布袋戯により舞台化して、国内及びその他の地域で上演・上映することで、異文化アダプテーションを試みる。それとともに、両者の新たな魅力を引き出しその再生と普及を目指している。

昨年より、本学学生も脚本・演出や制作で参加。今年は日本文学科の院生や学生主導で脚本作成を行ったほか、当日の会場ナレーションも学生が担当する。開催日時は3月3日、第1回公演11時~、第2回公演14時~。会場は大正大学8号館4階礼拝ホール、参加費無料、定員30名程度。申し込みはこちら