2024年02月13日 12:10

イシン社は、大学発のスタートアップに焦点をあてた「日本の大学発スタートアップ トレンドレポート」をリリースした。

経済産業省が2023年5月に発表した資料によると、2022年10月末の調査で確認された「大学発スタートアップ」の数は合計3782社。前年度から477社増え、ここ数年の増加傾向が堅調に続いている。国家戦略としてのスタートアップ支援や大学を挙げての創業促進など、ここ20年ほどのスタートアップをめぐる多角的な取り組みが噛み合い、プラスの循環が生まれてきていることがうかがえる。

政府が2022年11月に発表した「スタートアップ育成5カ年計画」では、全国各地の研究大学に対し「1大学につき50社の起業、イグジット1社」という目標が掲げられている。これらの数値目標と相まって、学生・卒業生、そして大学教員による起業あるいは大学が所有する知的財産のライセンス供与を通して、学術研究や先端技術が産業界へ移転されていく流れが定着。同社では、大学を起点としたイノベーションの波が高まっていくのか、今後の進展を注視していきたいと考える。

本レポートでは、日本の大学発スタートアップと、その成功事例や協業事例を取り上げた。また、海外の大学発スタートアップをテーマにした「大学発スタートアップ トレンドレポート」(発刊月2023年2月)も発行中。「日本の大学発スタートアップトレンドレポート」入手先はこちら