2024年02月13日 09:51

京都珠数製造卸協同組合は、最高峰の京念珠の特別販売を開始する。

京都珠数製造卸協同組合は、京都の珠数職人たちが技術研鑽し、伝統的製法を保持してきた念珠(珠数)の品質、培ってきた技術・知識を、後生に伝える活動をしている。

悠久の歴史の中で育まれた文化、美意識、そして伝統の技を礎に京の名工たちが手作業で磨き、つなぐ珠数。珠1つ、糸1本に至るまでこだわり心を込めて仕立てられた一連は、京都が誇る芸術品とも称されている。京都は、平安建都から東京遷都にいたる一千年以上に渡って、日本の首都機能を担ってきた。明治維新で政治的機能が東京に移されたが、宗教的な首都機能は残され、今もなお、日本仏教の中心の地位を占めている。その歴史的地域特性によって育まれたのが、「京念珠」だ。職人たちは、伝統的製法を保持、発展させてきた。「京念珠」は、まさに京都の街の歴史的地域特性を示す「ブランド」だ。

「京念珠」の中には希少性ゆえに、市場に出回らない品が存在する。今回、京都が誇る至高の「京念珠」を知ってもらうため、京都珠数製造卸協同組合に加盟する8社が一丸となり、大切に保管していた秘蔵の品を販売する運びとなった。極上品の翡翠、茨布(ばらふ)の鼈甲、天然本赤珊瑚、透明感のあるグリーンアンバーなど、近年では手に入れることが難しい素材を用いた念珠を、期間限定にて購入できる(全33商品、全て一点もの)。

特設サイト