2024年02月09日 19:35

KONA I とIDEX Biometricsは、日本における、EMV決済向けの指紋センサーを内蔵したカード、および社員証や学生証などのIDカードの市場導入を目指して提携する。

日本を含むアジアは、非接触型決済の普及率が高く、決済業界における指紋生体認証のイノベーションをリード。日本ではクレジットカードがキャッシュレス決済の代表的な手段であり、年間成長率8%で成長し、2028年には8700億ドルに達すると予測されている。

一方で、日本市場では、クレジットカードの不正使用は前年比30%増の2億9400万米ドルとされる。複数の印刷会社、カード会社、銀行、システム会社などが生体認証を使ったソリューション、特に指紋センサーを内蔵した金属製カードに強い関心を示している。

高まるサイバーセキュリティの脅威に対するソリューションの需要に応えるため、KONAI社とIDEX Biometrics社は、最先端の安全な生体認証決済及びIDカードソリューションを市場に導入する。

両社のスマートカードプラットフォームは、デジタルセキュリティに特化したエンドツーエンド認証プラットフォームを市場に提供。また、EMV, FIDO2などの標準プロトコルに対応し、生体認証決済カードとの互換性を担保、優れた顧客体験とセキュリティの提供を実現する。KONA Iでは、2024年後半の市場導入を目指すとしている。