2024年01月12日 12:47

東京オルガン不動産が運営する不動産・住宅情報サービス「Urban Suite(アーバンスイート)」は、1月12日、OpenAI社が提供する大規模言語モデル(LLM)であるGPT-4を活用した「AIニュアンス検索機能」を提供開始した。
東京オルガン不動産は、渋谷区・港区を中心とした都心をはじめ、東京・神奈川・千葉・埼玉の物件の管理から賃貸、売買まで取り扱う不動産会社。「Urban Suite」の「AIニュアンス検索機能」は、不動産市場における消費者のニーズを鑑み、検索体験の改善に焦点を当て開発された。従来の検索システムでは、利用者が特定のキーワードやフィルターを用いて物件を検索する必要があった。この方法は、特定の条件を満たす物件を見つけることには効果的だったが、利用者が求める「雰囲気」や「感覚」を反映させることは困難だった。
この問題を解決するために、「Urban Suite」独自の機能として「AIニュアンス検索機能」を開発。同機能では、利用者が自然言語で表現した物件に関する要望(例えば、「渋谷駅から徒歩10分以内の、部屋の床が白っぽい、オートロック付きの一人暮らし向けマンション」)をAIが解析し、要望に最も近い物件を提案する。この技術により、利用者はより直感的で柔軟な検索を行うことができ、理想に近い物件を簡単に見つけることが可能になる。