2023年12月20日 09:05

いちごは、九州旅客鉄道と協働し、JR九州バスと九州新幹線とを組み合わせた新たな物流ルートにより、いちごが運営する「みやざきサンクスマーケット」(宮交シティ内)の選りすぐりの宮崎県の特産品を、即日輸送で福岡に届け「つばめマルシェ@博多」で販売するという実証実験を実施した。
みやざきサンクスマーケットでは、「宮崎の生産者と食材に感謝。みやざき26郷土食の良食市場。」をコンセプトに、宮崎県内で生産された新鮮な野菜やフルーツをはじめ、宮崎県内26の全ての市町村から厳選した加工品も集めて販売している。
JR九州では、九州新幹線や特急列車を活用した「貨物輸送サービス」を実施している。また、他の交通機関と新幹線を組み合わせることで、新幹線停車駅から離れた地域の逸品も即日輸送できる物流ルート構築し、リードタイムの短縮や、トラックドライバー不足、CO2削減、地域産品の消費拡大といった地域課題の解決に取り組んでいる。
このたびの新たな物流ルート開拓における実証実験においては、いちごが、みやざきサンクスマーケットで選定した宮崎県の逸品を、宮交シティから新八代駅までJR九州バス(B&Sみやざき)、新八代駅から博多駅までを九州新幹線(つばめ316号)というルートで即日配送し、博多駅にある「つばめマルシェ@博多」で販売した。積載時および販売までの所要時間をはじめ、積載方法や振動状況の確認、ニーズの調査などを検証していく。