2023年11月29日 19:15
ブラックスターレーベルによる新作映画「Dance with the Issue:電力とわたしたちのダイアローグ」が、シモキタ-エキマエ-シネマ「K2」にて、11月10日より2週間、一般公開された。
本作は、映画の持つ新しい可能性を目指して作られた作品。本作が目指すのは「つながりのアップデート」。電力問題という解決困難な社会課題に対し、様々な立場の有識者たちが課題の本質を語るドキュメンタリーパート。答えの無い複雑な問題について思考するダンスパート。そして、観客が意識を自分の内側に向けるリフレクション(内省)パートによって構成された、実験的な作品となっている。映画による体験を感覚的に捉えることで、自分自身が本当に求めていることや、未来のオルタナティブな可能性に気づくことができる。
今回は、平日・週末問わず満席日が続出し、連日多くの人が鑑賞した。これは当該劇場の平均を大きく上回る来場者数となり、映画館の動員数が軒並み低下している昨今、非常に稀な事態となる。その要因の多くは温暖化・エネルギー問題に注目が集まる時勢と、観客の口コミによる反響としてSNSを中心に本作の感想が連日アップされたことにあると捉えている。
本作は12月2日より「前橋シネマハウス」にて上映が決定しており、今後も順次全国の劇場公開を予定。全国各地に本作を広げていくことで、街の中で様々な対話が生まれる場を創出していきたいとしている。詳しくはこちら。