2023年11月21日 16:02
アデコは、日本全国の企業の人事担当者600人を対象にした「ダイバーシティ&インクルージョン(D&I)に関する調査」を実施した。
まず、「いつごろからダイバーシティ&インクルージョン(D&I)推進の取り組みを行っているか」と質問したところ、全体の半数以上にあたる52.3%が「2020年以降」と回答。過去1年間に「ダイバーシティ&インクルージョン(D&I)推進の取り組みが拡大もしくは縮小したか」という問いには、8割以上となる86.8%が「拡大した」と回答した。
D&I推進でもっとも注力しているテーマは、「育児・看護・介護支援」が31.8%でトップ。「ダイバーシティ&インクルージョン(D&I)の取り組みを推進する専門の部署(D&Iの推進のみを業務としている部署)」については、「ある」と回答した人事担当者が34.5%。「専門の部署はないが、担当部署が決まっている」という回答が43.7%だった。
最後に、D&Iの取り組みを推進するにあたってのもっとも大きな課題は、「効果測定や成果の可視化が難しい」が18.3%でトップに。同社・ピープルバリュー本部長の籾山直威さんは、「D&I推進にあたっては、数値を含めた目標を設定したうえでアクションを実施し、全体およびセグメントごとのサーベイを継続的に実施して次のアクションにつなげるといった長期的なスパンで進めることが重要」とコメントしている。