2023年11月20日 12:39
日本雪崩ネットワークは、バックカントリーの雪崩安全セミナー「アバランチナイト」を会場とオンラインで12月1日より順次開催する。
日本雪崩ネットワークは、雪崩教育・雪崩情報・雪崩事故調査・リソースの提供を4つの柱に、それぞれが機能的に関連付けられた包括的な安全対策を実施。国際水準の雪崩プログラムは、国内外の現場プロを束ねる専門組織から資格認証される。
「アバランチナイト」は20年以上、全国各地で開催されている無料の雪崩安全セミナー。スキー場とは異なる冬山特有の危険やその対処、また雪崩事故の実態やリスク管理などについて、日々、雪崩の安全対策に関わる現場プロがわかりやすく伝える。
今年の会場開催では「雪崩の基礎知識」の話をしつつ、その知識を使って、地域に合わせた最近の事故事例について解説する。また、新潟県と共催する新潟会場では、救助活動の様子を南魚沼市消防本部の山岳救助隊員が話をする。長野県山岳総合センターと共催する松本会場では、センター職員から冬山で活動するために必要な総合的なスキルについて話をする。さらに、「オンラインのみ」の内容として、これまで国内で調査されている、雪崩が発生しうる状態が長く継続する「持続型の不安定性」による死亡事故(18件)を概観しつつ、その危険性について話す。
開催日は、全国の11会場で12月1日より順次。沼田、大宮、静岡、京都は初開催となる。オンラインは、12月26日 19時~21時(Zoom を使用。12月23日申込締切)。