2023年11月10日 15:23

テムザックは、10月7日、宮崎県延岡市が開催する「のべおか里山塾」の一環として、「第1回 ロボットを活用した稲作支援研修」を実施した。
延岡市では、2023年度の国の「デジタル田園都市国家構想交付金(地方創生推進タイプ)」の採択決定を受けて実施する「有害鳥獣が近づかない里山づくり実証事業」において、山間地域が抱える課題について、狩猟者の人材育成や農林業の体験を通じて新規就業者の確保や移住の促進を図る「のべおか里山塾」を開校した。国や民間の専門機関と連携して、自然や動物と人間の調和について学ぶ場であり、持続可能な里山づくりを目指す内容だ。
テムザックは、2022年12月、ロボットを活用した稲作について延岡市と連携協定を締結し、2023年春には、最先端実践拠点として「アグリ研究所」を開設した。今回の研修は、農地の大小に関わらず市内各地で利用可能な稲作用ロボットやドローン、遠隔で給水・止水ができる水管理システム等を活用した稲作支援について学び、農業への関心を高めてもらうことを目的として実施された。第1回目には22名の参加があり、ロボットを活用した稲作についての講演に加え、小型ドローンや雑草防除ロボット「雷鳥1号(β)」の操縦、スマートフォンによる遠隔圃場管理(水位・水温の確認・水門バルブ開閉)も体験。参加者の人々からは多くの質問が寄せられ、活気あふれる研修会となった。終了後には、「ロボット稲作に関心を持った」という声もあった。
第2回目の開催予定日は11月11日。