2023年10月31日 12:22

エクネスは、福井県立武生商工高等学校商業キャンパスで11月2日~4日の3日間で行われる「武生商工デパート」に「規格外野菜」を提供した。当日は武生商工高等学校の生徒たちが、この「規格外野菜」をお得な「詰め放題」で販売する。
本来食べられるのに捨てられる食品、いわゆる「食品ロス」の量は年間522万トンで、日本人の1人当たりに換算すると約41キロ。これは日本人1人当たりが毎日、茶碗1杯分のご飯を捨てていることになる。同社はこうした「食品ロス問題」を解決するために、「規格外野菜」を定期配送するサービス「ロスヘル」をスタートした。
「規格外野菜」とは、味には問題がないのに、サイズが大きすぎる、逆に小さすぎる、あるいは形が不揃いといった理由で一般の流通ルートに乗らず、廃棄されてしまう野菜を指す。しかし肝心の味は、「規格品」と比べても、何の遜色もない。「ロスヘル」ではそんな「規格外野菜」を全国各地から調達し、一般的な価格より最大30%安い価格で毎月1回、定期便(月2052円~5292円 税込・送料別)で提供している。
一方、「武生商工デパート」とは、武生商工高校の生徒たちが3学年まで学習した商売の知識を活かし、自ら商店の経営を体験するイベント。30年以上の歴史があり、毎年3000人以上が訪れている。同社では、このイベントを通じて、廃棄されてしまっている野菜を来場者に身近に感じてもらい、食品ロス問題について楽しく学んでほしいと考えている。