2023年10月11日 15:52

ナイルワークスは、10月11日、国産の自動飛行ドローン「Nile-JZ」の販売を開始する。
「Nile-JZ」は、ハイスペックドローン開発コンソーシアムで開発した機体をベースに、ナイルワークスの独自の自動飛行技術を搭載している。旧機種「Nile-T20」で培った高い自動操縦機能を更に進化させ、ネットワークRTKに対応。作業効率は旧機種対比で20%アップし、より精密でより高度な散布を実現する。農業未経験者でも、誰もが散布のエキスパートになれる。また、機体は折りたためる構造で、圃場への移動や収納に便利。バッテリーや液剤・粒剤タンクは、素早く交換可能。コンパクトで取り扱いが簡単なので、高齢の人や女性でも、安心して活用できる。
「Nile-JZ」は、様々なタイプの自動飛行を実現。高度・散布幅・外周回数・散布流量・飛行方向を設定でき、飛行経路は、スマートフォンを使い、オンデマンドですぐに自動生成される。さらに、衛星データや生育監視ドローンから取得するデータを活用し、可変散布にも対応している。自社の栽培支援プラットフォーム「NileBank」との連携だけではなく、他社ソフトとの連携も予定している。また、必要なエリアに、必要な量の散布を実現することにより、農林水産省の「みどりの食料システム戦略」に掲げられている2050年までに化学農薬の使用量をリスク換算で50%低減、化学肥料の使用量を30%低減するという目標達成に寄与することにもつながる。
価格はオープン。販売日は10月11日。