2023年10月11日 15:51

東海理化と大日本印刷は、YKK APへ、社用車管理の課題を解決するDXサービス「Bqey(ビーキー)」の提供を開始した。

「Bqey」は、スマートフォンのアプリで社用車を簡単に予約できる上、アルコールチェック(飲酒検査)の結果が問題なかった場合のみ車両ドアが解錠する。自家用車と同じ白地のナンバープレートの車両を保有する事業者(白ナンバー事業者)のアルコールチェック義務化とコンプライアンス強化に貢献する。

2022年4月に道路交通法施行規則が改正され、飲酒運転の取り締まりが強化された。白ナンバー車両を保有する事業者は、目視での運転前後のアルコールチェックと、記録の1年間の保管が義務付けられたことに加え、12月1日から検知器によるアルコールチェックが義務付けられる。YKK APは、道路交通法の改正後すぐに対応を進めてきたが、アルコール検査を実施しない場合でも社用車が運転できてしまうため、アルコールチェック実施漏れ発生の可能性といった運用上の課題を抱えていた。その課題に対して今回、アルコールチェック未実施の場合や、検査でアルコール量が基準値を超えた場合にドアを解錠させないBqeyの機能が評価され、採用に至った。

9月から順次、YKK APの全国約1400台の車両と約2000人の従業員を対象に、同サービスを導入している。東海理化とDNPは、アルコールチェックが義務化される12月1日までに、YKK APの全国250拠点で、「Bqey」の導入を完了する予定だ。

Bqey