2023年09月27日 12:37

誠勝は、デジタルアーカイブ用スキャナー販売サービス「文化財ICTの誠勝」を9月27日より開始した。
4月の改正博物館法施行、同年6月の改正著作権法施行によって、博物館資料のデジタル・アーカイブ化や図書館が持つデジタル資料の公衆送信の機会が広がることになった。また博物館・美術館・図書館・大学等の施設においても、司書・学芸員を目指す学生等を対象に、貴重な史資料のデジタル化に関する知識とその活用スキル向上の機会を提供する事例も出てきている。一方で、こうした史資料のデジタル化に不可欠な高性能スキャナーは専門性が高く、また海外製品が多いことから比較検討のための情報源が限られるため、「情報を得るのに時間がかかり大変」や「視察・体験ができないと導入するべきか決めかねてしまう」などの意見も多く聞かれる。
「文化財ICTの誠勝」は、デジタルアーカイブ構築用の高性能スキャナーを比較・購入できる法人顧客向けサービス。顧客が所蔵する史資料や活用目的に応じた最適なスキャナーを、専門知識を持つスタッフに相談しながら選べる。「文化財ICTの誠勝」では、「どのスキャナーがこの史資料に適しているのか分からない」といった悩みに答えるべく、郷土資料・閉架図書・美術作品など貴重な史資料の形状・状態・サイズなどの特性に合わせた多様なスキャナーを案内・提供する。スキャナーは誠勝が累計5000社以上のスキャン業務の経験から選定したものばかり。購入前には無料でデモ機の視察や操作の体験が可能だ。