2023年09月27日 09:01

群馬県みなかみ町は、10月8日・9日、第2回「廃墟再生マルシェ」を開催する。
利根川源流のまち、群馬県みなかみ町の中心温泉街では、かつての繁栄の面影を残す廃屋が各所に点在する状況が続いてきたが、リノベーションまちづくりの進展や大規模廃業旅館の一部解体もスタートし、ようやくその風景が変わりつつある。
昨年10月、温泉街の最奥にある廃墟「旧ひがき寮」を活用して開催された第1回「ミニ廃墟再生マルシェ」は大反響で、2日間で1300名の来場者で賑わった。2021年からまちづくりに参画する東京大学の大学院生たちが再発見し、地元住民との協働作業で手入れし、温泉街の新しい魅力を掘り起こした。この取り組みは、みなかみ町・群馬銀行・オープンハウスグループ・東京大学大学院工学系研究科が進める産官学金連携まちづくりの旗印となった。
この秋、後輩学生たちがコンセプトを継承・拡張する形で、10月8日・9日に、その第2回が開催されることが決定。「旧一葉亭エネルギーセンター」と呼ばれる2つ目の廃墟を手入れし、そこを第1会場にマルシェを企画する。解体が進む大型廃業旅館の一角を暫定利用し、数年後に誕生する水上温泉街の中心広場・施設の賑わいを一足早く感じ取れる2日間となる。
「廃墟再生マルシェ」は10月8日11時~20時、9日11時~16時開催。第1会場は水上温泉旧一葉亭エネルギーセンター、第2会場は水上温泉旧ひがき寮となる。